最近買ったゲーム ひぐらしのなく頃に粋
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、 昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。
ここは都会から遠く離れた山奥にある寒村、雛見沢村。
人口2千に満たないこの村で、それは毎年起こる。
―― 雛見沢村連続怪死事件 ――
毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
隠蔽された怪事件、繰り返される惨劇。
陰謀か。偶然か。それとも――祟りか。
いるはずの人間が、いない。いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。そして今いる人間が、生きていない。
惨劇は不可避か。屈する他ないのか。
でも屈するな。
運命は、その手で切り開け。
同人PCゲームから始まり、
もし、圭一が事件に興味を持たなかったら?のIF『盥回し』や皆で鉄平を殺していたなら?のIF『憑落し』、そして『祭囃し』の代わりにCS版オリジナルの終章『澪尽し』を加えたPS2『ひぐらしのなく頃に祭』(以下 祭)
前半・中盤の圭一ボイスなどを追加した『ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び』(以下 カケラ遊び)
『染伝し』や『宵越し』などの別視点の新たなストーリー、大幅加筆修正を行った『澪尽し』、そして待望の『祭囃し』を追加したDS『ひぐらしのなく頃に絆』(以下 絆)
とCS化された『ひぐらしのなく頃に』がついにPS3とvitaで発売!……ってもう発売から1年がたとうとしているわけだけどね。なんで最近になって買ったかというと、いろいろあったんです。そりゃもういろいろと。金がなかったんだよぉ!エロゲ買ってたらできねぇよぉ!
PS3・vitaで発売するにあたっての新章追加は『恥晒し』※1 のみだが、待望の全編フルボイス化を実現した時点でそんなものどうでもよろしい。PS2版でほぼフルボイスだったのに※2 容量の関係でDS版でのボイス削減とかいうクソなことをしやがったので本当にうれしい。
適当によかったところと悪かったところ。
良かったところ
・フルボイス化
何度でも言う。フルボイス化だ。特に『染伝し』『影紡し』『解々し』と絆で追加されたエピソードの完結編といえる『澪尽し・裏』※3 は絆では『祭囃し』のボイスを入れるために、全編ボイス無しだった。また『宵越し』ではBADENDルートに入るとボイス無くなっていた。などDSソフトの容量の限界に挑戦していたので、きっちりフルボイスなのはとてもうれしい。
・曲追加
新規OPやグランドエンディングなど3曲ぐらい?新しく追加されている。
だが残念ながら、よかったと思えるのはこれぐらいだった。
悪いところの指摘が多くなるのは嫌なことだよねぇ。
悪かったところ
・はよ本編読ませろ
このゲームは本編を始めるのに、まず書庫選択
から
これら5つのまとめから1つを選び、
さらにシナリオを選択するという……あ゛あ゛ぁぁぁぁーめんどくせぇえんだよおぉぉお!!!
・いちいちタイトルに戻すんじゃねぇ
上の画像の興宮警察署調書とかは、「あ、違うの選んじまった1つ前に戻って~」というのができない。戻ろうとするとタイトルに戻される。また『クイズオヤシロショック』はクリア・クリア失敗に限らず終了後、必ずタイトルに戻される……。プレイするテンポが悪くなりすぎだよ。
・BGMの変更
新曲追加や、演出強化()に伴い劇中で流すBGMやタイミングがところどころ変更されているが、全然わかってない……。『ただ流るるままに』とか『言祝し』のEDで流すからこそ歌詞も相合わさって良かったのに、なーんで『祭囃し』終盤でもかけちゃうの?
・環境設定すくなっ!
エロゲプレイしてる弊害やね。環境設定の項目数でどの程度の会社が作ってるかっていう判断材料にしてしまうのです……。
まとめ
ゲームとしては言わずもがな。
だけど移植した会社はそれにあぐらかいてしまったように感じる。
どこだよこれ作った会社は!加賀クリエイトだとぅ?ちょっと製品アンケートでダメだったところを色々と……
…………
‐了‐
※1 祭の限定版特典冊子に掲載されていたものに加筆修正をおこなったもの。また『絆Ⅳ 絆』の限定版特典冊子にも掲載されている。
※2 自分がプレイしたのは カケラ遊びから。その他は『絆Ⅱ 想』『絆Ⅲ 螺』『絆Ⅳ 絆』
『絆Ⅰ 祟』をやっていないのは周辺のゲーム屋で売ってなかったんだよぉ!
※3 DS版では表・裏と分かれていなかったが、今作に収録されるに当たり再編された