大体ゲームについての愚痴やらなんやら 

永遠のニワカが色々的外れな事を言うブログ

沙耶の唄 

2003年12月26日にニトロプラスから発売された今作は2009年7月31日にベスト版として3kで買えるようになっています。グロ大好きな人は是非どうぞ。そうでない人も是非どうぞ。

 

ついこの間こんなことがありました。(大嘘)

????「あれは…らく?!」
らく「あなたは…(´ω`)の…」
(´ω`)「こんなところで何しとるんや」

(中略)

(´ω`)「らくだ、いやらくちゃん。昔のエロゲをプレイしないか」

らく「え・・・?」

(´ω`)「面白いものがいっぱいあるぞ(ズラー」

らく「パ、パイセン…」

 

皆様お待たせしました(誰も待ってない

散々待たせておいて(誰もry)この文章か!という叱咤はどうぞ心の中にしまってください。

 

てな訳で昔(CD時代)のエロゲの中で気になっていたものをプレイしようと思ったわけです。てかこれが安かったのもある。エロゲのベスト版なんてあるもんなんやねぇ。

ということで皆でプレイして感想を言い合おうって事になったんですね。

 

まぁエロゲやってれば一度は聞くであろうこの『沙耶の唄』、とある漫画のパクリだなんだ言われていますが、ゲーム内で「昔読んだ漫画にね、同じような話が合ったよ」みたいなことを言っていたので狙ってやったんでしょう。そこは別にいいかと思います。

早々に感想とか愚痴をば。

このゲーム、選択肢がほとんど無い……。選択肢の場面は2回のみでした。クリアするなら3時間かかるのか?ぐらい。(読む>音声で音声が終わる前に次に行くようにした場合)

エンドも3つ。主人公が想うヒロインは沙耶ただ一人であり、そういう意味でのルートは1つなので複雑だが純愛モノと言えるのかもしれない。エロシーンも3回ぐらいだったかな。

 

最初がいきなりで驚いた(´ω`)

スタートを押して始めたら直ぐに聞こえるそのノイズが激しく乗った声、赤い画面にはち切れんばかりの皮に入った肉塊、グチャグチャと鳴り続ける効果音、そしてその不気味さを煽るようなBGM。そして更に不気味な気分にさせるのが、文字化けしたような文章。最初ゲームのスクリプトでもイカレてるのかと思ったが、演出の一つでした。(当たり前)

前情報もなく始めた場合は絶対に声出るw

郁紀の『僕の目にどう見えていようと、この世界で正常なのは彼らの方だ。異常なのは僕の方なんだ』というセリフから分かる通り、この異常な描写は全て主人公の主観で、客観的に見れば何の変哲もない世界なのだが、それでも『狂っているのは自分だから今まで通りにする』のは到底できえないものだというのを最初のソレで強烈なインパクトと共にプレイヤーにも理解させるというものだったかな。

そんな普通が異常なモノに感じるようになった郁紀にとって唯一普通に見える少女が沙耶という事でしたが、普通が異常に見えるなら普通に見えるものは本当は……まぁ考えれば分かるよね。

家に帰ると沙耶が迎え入れてくれるの所が良かった(小並感)なんという幼新妻……

沙耶の食事を初めて郁紀が見てしまったシーン。人間を食べている所を見られてしまった沙耶は酷く狼狽してたんよね。先の郁紀の食事シーンで分かるように、郁紀の食事は沙耶がテレビで作り方を見たのを真似て作ってて、自分は「もう食べたから」と遠慮してた。郁紀に人間を食べていることが知られたら、たとえ郁紀には異形の怪物に見えていようとそれは人間なのだから嫌われると思った、っていう風にとれて、沙耶が郁紀との生活を大切にしたいっていうのが感じれた。

 

涼子先生のハジケ具合も凄かった。いや、あんた素はそんなんなのかとww

 

人間やめるぞ→先生に電話ルート

耕司は最後まで郁紀の事を友人として見てたんだなって。お前を殺すのは友人である俺の役目だ的な。終わりの方の所とかさ、青海を殺され瑶が無残な姿になった怒りや憎しみで郁紀を殺すってのじゃなく、郁紀を殺して沙耶から救う。っていう考えも持ってたと思うんだよね。だからこそ沙耶が瀕死の状態で郁紀に近づいていくのに対して「これ以上、郁紀に近づくんじゃねぇよ!」ってブチギレた訳だし。

このルートで生き残ったのは耕司一人だけど、その耕司は悪夢と幻覚でギリギリのところまで追いつめられているってエンドで、なんとも後味が悪い感じになってる。

 

元に戻るルート

自分のせいで変わっていく郁紀が怖く、郁紀の全てを求め奪う覚悟がなかった沙耶。今までの自分を完全に捨て、全てを擲つ覚悟がなかった郁紀。

両想いなのに別れてしまうカップルのような哀愁ただようエンドだった。

死"人"は一番少ないエンドだったな。

 

人間やめるぞ→郁紀に電話ルート

沙耶が種の本来の役目を遂げるルート。沙耶と郁紀に関してはまごう事なきトゥルーエンドですが、人類乗っ取られちゃったね。

というかこれ、瑶にやったようなことを地球全体にやった、って捉えてええんかね。確かにそれなら郁紀からすれば世界が元に戻ったと感じれるのかもしれないけど、郁紀自身もそうなるのだろうか。どうなのだろうかねぇ。

 

個人的には元に戻るルートが好きかなぁ(ぇ……

悲恋モノ結構好きとかいうひねくれ者なので。

 

最後に

沙耶の見た目ってケモ耳に見えるよね。ケモ耳好きな人は『恨み来、恋、恨み恋。』で検索検索ゥー!……すみませんでした。

 

春の夕暮れにレモンジーナを飲みながら